background-image:url(https://blog-imgs-138.fc2.com/m/o/o/moonlight171/leaves-pattern.png); レイジングループ - 美少女ゲーム感想

レイジングループ

テル

テル

先日グノーシアが任天堂スイッチにてDL販売されたこともあり、以前より気になっていたレイジングループに手を付けました。
どちらも人狼ゲームを題材とした作品です。
もちろんグノーシアも購入済み、いつかやるヨ。

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知る人ぞ知るゲーマー奈須きのこも絶賛した本作、きのこさんがおススメする作品なら先ず外れることはないです。
無作為に選んだ100人の評価より自分と波長の合う1人の評価にこそ、価値があるのです。

以下、本編のネタバレを含みます。
本作は所謂ループ物。
主人公、房石陽明が何度も「死に戻り」を繰り返しながら謎を解明し、真実へと至る物語。
PVなどで強調されているのはこのループと更に人狼ゲームであるという二点。
その二つのキーワードだけでもキャッチーではありますが、作品の性質上それ以上本編に言及できないのが歯痒いですね。
もっと世に知られていい、それだけの内容が詰まった作品です。

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プレイをしている途中でいくつか感じた点、
山岳宗教やかみさまのくだりはひぐらしのなく頃にを想起させます。
一見すると超常現象でありながら、最終的には科学や人の犯行に落とし込む手法はうみねこのなく頃にを、
閉鎖空間でのループ物はクロスチャンネルを、
黄泉忌みの宴はダンガンロンパをそれぞれ彷彿とさせました。

つまり上記作品が好きなら購入に踏み切る価値ありと・・・
きのこ日記にも似たようなことが書いてあったと思いますが、正にその通りでしたね。

核となるは人狼ゲーム。
人狼ゲーム自体はチラッと聞いたレベルの知識しかありませんでしたが、懇切丁寧な説明のおかげで置いてきぼりを食らうことはありませんでした。
最初は「加護とかいろいろあるけど、要は運ゲー?」とも思いましたが、意外や推理が入り込む余地があります。
確たる証拠はほぼ掴めないので消去法だったり言葉尻を捕らえるみたいな展開もあるのですが、そこへの誘導の仕方が上手い。
リアルでもやってみようかな、人狼ゲーム。面白そうです。

本作で最も特筆すべきはくそったれ主人公、房石陽明。
ループ物主人公は大体人並みの感性を持ってます。
自分だけが何度も同じ時間を繰り返すことで、徐々に精神を摩耗していくのが常。
そんな中、房石さんはイレギュラーと言いますか、狂ってますね。 あなたはサイコパスです!!
彼の冷静冷徹な立ち振る舞いが、実はこの作品の一番の魅力なんじゃないかなあと思います。
もし彼が宴に巻き込まれただけの哀れな一般市民、人並みの思考回路しか持たず、常識の範囲内での対応しかとらなかったのなら・・・
ここまでこの作品にハマることはなかったと思います。
そして房石が先天的に破綻しているなら、千枝実はループにより真っ当な精神が壊れてしまったヒロイン。
実は彼女の方が至極当然な精神構造をしていると思うのですが、それが狂気に見えてしまうのは何とも悲しきかな・・・ ぶっしゅぶっしゅ♥

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最悪の結末を迎えた後に明かされる衝撃の真実。
幾重にも張り巡らされた伏線を回収しつつ、最終決戦と洒落込む姿はこの上なく頼もしい。

本編ではっきりと明かされなかった謎は暴露モードで一括してまとめる。
ばら撒かれた謎にはしっかりと回答を用意している、とても好印象でした。
うみねこのようにあえて明かさない美学もあると思いますが、やはり気になる部分は答え合わせをしたいと思うのが性ですね。

その他印象的だったのはシステム面の親切さですね。
GAME OVERになるたびにヒントコーナーを設けて、次どのように動けばいいか丁寧に教えてくれる羊さん。
何処で物語が分岐したか一目でわかるフローチャート。
暴露モードではどこにセリフが追加されたか分かるようになっており、既読マークまで付く。
ゲームを最初から最後まで不自由なく遊んで貰いたいという製作者の想いが伝わってきます。

【総評】
先が気になって止まらない、とにかくこれに尽きます。
一週目では宴を外から眺めるだけの立場、増える謎、
二週目で宴に参加し、加護持ちの立場でおおかみを追い詰め、絶望に叩き落とされ、
三週目では自らがおおかみとなり、全てを失う、
そこからの逆転劇、グランドフィナーレ。
この一切無駄がないストーリー構成で話にグイグイ引き込まれます。
ラストのまとめ方も非常にスッキリしており、完走した後には思わず溜息が漏れます。
ストーリーも長過ぎず短過ぎずの丁度いい塩梅、時間を忘れました。傑作です。

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Posted byテル

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